日商PC検定Basicテキストを作った理由

日商PC検定は1級から3級、そしてBasicの4つの級があります。
受験者が一番多いのは3級、つぎが2級、その次がBasicです。
会社としては3級のテキストを作った方が・・・と思います。

日商PC検定3級ではWordやExcelの操作は半分、文書作成やデータ活用のビジネススキルが半分要求されます。WordやExcelの操作スキルは決して難しい内容が出題されていません。従って、3級に合格しても、WordやExcelが操作できるという証明にはなっていません。Basicでは、WordやExcelの操作が中心となります。問題文の通り操作するMOS(Microsoft Office Specialist)のようなイメージです。この2つの級に合格すると、操作スキルもビジネスでの活用スキルも証明できます。
本当は日商PC検定3級とMOSを持っていると最高だと思います。しかし、MOSの受験料は高いですね。Basicは4,120円(税込)で、MOSは10,584円(税込)です。MOS1科目の費用で、日商PC検定Basicなら2科目受験できます。

ところで履歴書などに資格取得を記入するときに、Basicは下位の級だから3級合格しか書かない人が多いと思います。これまでの話のように、出題意図が違うので、ぜひBasicも記入しましょう。そして面接時に聞かれたら、日商PC検定はBasicと3級で出題意図が違うので、両方受験し、履歴書にそれぞれ記載したことを説明しましょう。面接官の印象が良くなる可能性があります。

ということで、弊社があまり販売部数が見込めないBasicの公式テキストを作った理由ですが、3級と併せてぜひBasicも学習して、幅広いスキルを身につけて欲しかったからです。受験しないまでも基礎スキルを身につける上で、ぜひ学習して欲しい内容になっています。